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「空き家」の定義

 皆さんは「空き家」と聞いてどう思うでしょうか?


 単純に”人が誰も住んでいない家”と思われるでしょうか。


 もちろん、それで間違いではありませんが、事はそう単純な問題ではありません。

 人が誰も住んでいない家は茨木市の山間部にはたくさんあります。

 しかし、それは誰も住んでいないだけであって、誰も管理をしていないということではありません。


 実家を出て他所で暮らしているけれど、実家を定期的に管理をしている方もいらっしゃれば、遠方にお住まいでまったく管理にも帰れない方もいます。

 特に後者の場合、もはや「空き家」と呼んでいいように思えますが、これですら「空き家」といえない場合があります。


 それは、家の中に性根を抜いていない仏壇がある場合です。


 仏壇があり、その家のご先祖様を依然としてお祀りしている場合には、私は「空き家」とはいえないと考えています。

 仏壇があるために法事があればその家に親族で集まることもあり家を売却・賃貸に出せないのです。

 外見上は誰も住んでおらず空き家に見えても実質的には「空き家」ではないということがあるのです。

 この場合、家を管理している方が仏壇の性根を抜き、仏壇を整理しなければ、本当の意味で「空き家」とは呼べず市場にも出てきません。


 そのまま置いていても、年月の経過とともに建物は劣化し修繕や撤去に費用がかかるとは分かっていても、自分の代で仏壇の処分を決心するは心理的に壁があるのだと思います。


 実家を処分することは仏壇を処分することと、イコールに近いといえるのでしょう。


 この問題を解決するには、当事者だけでなく、お寺や集落の皆さんの理解や協力が必要になると考えます。

 その家から仏壇を処分しても位牌を置く場所や法事を行える場所の確保ができれば、少しずつ次の方に住んでいただける家も増えていくと思います。


 その工夫を今後は考えていきたいと思います。


 *写真は関係ありません。


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